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一般社団法人日本コリークラブ 長野県支部

    

U  D    u  d

           OBEDIENCE TRIALS


 U D  実用使役家庭犬資格

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  •  合図による動作                                      
  • この課目に於いては審査中ハンドラーは全てに於いて「視符だけ」で犬に命令しなければならない。声符は駄目!ひざを叩く音、靴の踵で音を出すことも禁止されている。全て視符「合図」のみ。脚側行進中ハンドラーは如何なる時も犬に話してはならない。
  • 審査員から「前進」の指示または合図により、ハンドラーは犬に対して脚側に付いて歩くように視符を与え、審査員の指示にょり、ハンドラーは「左曲り」「停止」「右曲り」「回れ右」「停止」「ゆっくり」「普通に」「早く」の動作をする。これらの指示はどんな順序で行ってもよく、また必要なら繰り返し行ってもよい。 
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  •  次に審査員の「立って待て」の指示により、ハンドラーは行進を止め「立って待て」の視符で犬を立たせたままでその姿勢を保持させる。                                                
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  •  その後、審査員の「犬から離れて」とハンドラーへ指示されたら審査員が指定する約12m離れた場所に移動して犬と対面し立ったまま待機中の犬と対面して待つ。ハンドラーと犬が離れて対面した状況を見て、審査員がハンドラーに「伏せ」と指示する。審査員から「伏せ」の指示によりハンドラーは離れた犬に向かって遠隔操作で視符により「伏せ」の姿にさせる。

  •  その後審査員から「伏せた犬」の状況を見て、「座れ」の指示により視符によって 「座れ」の合区を犬に与えて座った姿勢にさせる。犬が座れの動作をしたのを確認して からハンドラーに「犬を呼んで」の指示によりハンドラーは犬を呼ぶ視符を与えて犬 を呼び寄せる。犬は真っ直ぐにハンドラーの許に向かって正面に座って待っ。
  •  審査員の「終り」の指示でハンドラーは犬に終りの動作を視符により行い、脚側の位置に付ける。審査員の「課目終り」の宣言でこの課目が終了する。[基本的にこの課目では音の出る命令は全ての行為が不合格となり視符による命令が認められる]
  •   臭覚判断力(金属、皮革、木製の3種類)
  •   この課目(3種類あり)に於いて、犬は臭覚によって指定された品物を選び出してハンドラーまで持って来なければならない。この品物は各ハンドラーが用意する。木製、金属製、皮革製の3種類でそれぞれ5つの品物からなっていて、計15個の[セット」には各1~5まで明確に番号をつけなければならない。
  •   ハンドラーは品物全部を審査員と主催責任者に渡し、審査員は3種類の番号の中から1つの番号の品物を選定し後の管理を依頼する。指定する番号は担当審査員に一任される。
  •   ハンドラーが預けた品物「セット」は審査員が確認し受験時までは主催支部が管理し保管する。審査員は審査開始寸前に「セット」から指定した同じ番号の品物を3個取り出し審査員が管理し試験で使用する。審査に際してこれらハンドラーの品物の1つを審査員の持つバインダーの上に置きハンドラーに対しダンベルに臭いを移す前にその番号を示さなければならない。ハンドラーがダンベルに臭いを移す際には審査員が確認して判り易く見える位置でハンドラーの手からのみ品物へ移す。ハンドラーは品物をどのような順序にするか希望することが出来る。
  •   臭覚判別力の審査を始めるにあたり、残りの12の品物はリングの中へ手当たり次第に約30cmの間隔でばら撒かれる。審査員はハンドラーが臭いを移した品物をバインダーの上で受け取り、他のダンベルがばら撒かれた約5m先の品物の中に紛れさせる。その間撒かれたダンベルに背を向けていたハンドラーと犬に対して「回れ右」の指示を与えて向きを変えさせる。審査員の「犬をやって」の指示によりハンドラーは手を静かに犬の鼻先へ持って行き、品物の方へ探して持ってくるように「持って来い」の声符または視符で命令を与える。その際犬に少しでも手が触れたりすると明確に減点対象となる。   犬は活発な歩様で品物の処へ行かなければならない。正しい品物を選ぶのに臭覚作業を持続しハンドラーが持っていた品物以外を取り上げさえしなければ、或る程度の時間を要しても差し支えない。王しい品物を取り上げた犬はスマートな歩胴で真っ直ぐハンドラーの許に来て、主面に座り命令があるまでダンベルを咬えたままで待っ。審査員から「受け取って」の指示でハンドラーは手を前に出しダンベルを受け取る。これでこの3種類ある判別の内1つ目の課目が終る。同じ手順で残った後2つの臭覚判別力の審査が行われる。
  •   もし犬がこれらの課目の中で間違えた品物を選んで持ってきた場合でも審査員は間違った品物を受け取り、ばら撒かれた中にある正しい品物を他の品物の中から取り除かなければならない。残りの審査はリングの中の残った12個よりは少ない品物で審査を行う。これらの審査が全部終った時点で品物はリングから取り除く。尚、3種類の品物を臭覚で判別するこの試験は、1種類につき20点満点で臭覚判別力全体の課目としては60点満点と判断できるので、この課目に限って60%以上は31点なので1種類を失敗しても残りの2種類の判別力でクリア出来れば合格の可能性があることになる。
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  •    捜索持来
  •   この課目に於いて、ハンドラーは犬を脚側の位置に付けて立ち、審査員の指示により声符または視符を与えて犬を脚側行進させ、次に審査員の特定の合図または指示により、紐無脚側行進を審査員の指示通りに行う。この間「前進」「停止」「右曲り」「左井り」があり、審査員から行進中に「落として」の指示がある。
  •   ハンドラーは審査員からの指示で行進しながら持った品物を密かに落し行進を続ける。その後も脚側行進が続きハンドラーと犬との一心I司体に行進する状況が審査対象となる。落した品物から約20m程度離れた位置で停止が指示される。落とした品物の方向とは停止した向きとが多少ずれていても差 し障りはない。 審査員から「犬をやって」の指示で品物の方向が多少ずれていれば品物の方向を目指しながら捜索する品物へ向けて犬を送り出す。ハンドラーは品物を指さしてはならないが捜索の方向を指摘してもよい。落とす品物は審査員に認められたものでなければならないし、特に目立つものや白色は認められない。犬は視覚と臭覚のいずれの方で持来してもよく、品物を見つけたら、それを取り上げ咬えながら敏速にハン茫ラーの許に戻りそのまま咬えながら正面に座る。審査員の指示によってハンドラーは犬から品物を受け取る。その際にそれを離すように犬に声符または硯符を与えてもよい。
  • 審査員の「終り」の指示により犬は品物を渡した後にハンドラーの声符または視符によりハンドラーの正面から脚側の位置に付き「課目終り」で終了する。
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  •    命令によるジャンプ
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  •  この課目に於いて、2つのジャンプ台はリングの中央にその台の両端を6m~9m間隔に離して設置する。(寓跳台を一方に幅跳台を他方にリング中央部に設置)ハンドラーは犬を脚側の位置に付けてリング中央線上[2つのジャンプ台の中間]のジャンプ台から3m~6m離れた位置に立つ。審査員の「犬をやって」の指示でハンドラーは犬をスマートな歩調で2つのジャンプ台間を通り抜け真っ直ぐリングの他の端のジャンプ台からハンドラーが立つ同じ距離の向こう側まで行かせる。
  •   この時2つのジャンプ台を結ぶ線より2~3m犬がすぎたところで審査員は「停止」と指示する。犬が停止すると審査員は「座れ」を指示する。犬の速度によって行き過ぎたりすることがあるため、犬はその時点で座らなくてもよく丁度いい地点で[待て」と命令してもよいことを前もってハンドラーに伝えておく。ハンドラーは離れた犬に対して「待て」の後に続いて「座れ」の声符または視符を与えてその場に犬を座らせる。この場合の「待て」は犬はハンドラーが見えないので声符で、「座れ」は対面しているので視符か声符のどちらか一方で命令する。犬はハンドラーの命令が見えてわかる程度の方向に向きを保っていればよい。審査員は犬がどちらのジャンプから先にするかを指定する。
  •  審査員の指示によりハンドラーは犬を「右へ又は左へ」と向かわせて指定ジャンプ台へ移動させる。適当な位置まで犬が移動すると、ハンドラーは待てを命じる。この時犬は立ったままでも座ったままでもよい。審査員の「位置について」の指示によってハンドラーは一方のジャンプ台に面する位置まで移動する。
  •  審査員の「犬を呼んで」の指示でハンドラーは犬に「跳べ」と指定されたジャンプを命令する。犬がジ ンプした後にハンドラーの正面に来て座って待っ。
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  •   基本的には「跳べ」の声符と視符あるいはそのいずれかを命令する以外新たな命令は無い。[審査員の指示が無く次の指示は「終り」であり終りの動作をさせる、これ以外は余分な命令となる]  審査員はハンドラーの正面に座って待っ犬に「終り」の指示を与え、ハンドラーは犬に終わりの動作をさせて脚側の位置に座らせる。 ハンドラーはそれぞれのジャンプに命令を与えてもよいが、その言葉は犬を呼ぶときに用いる言葉とは違うものでなければならない。いずれの場合にも、使う合図は腕と手だけで示す合図で、腕は速やかに普通の位置に戻さなければならない。犬が脚側の位置に戻ったら、審査員は「終り」と指示するが、このときにハンドラーは犬に終りの動作をさせ脚側の位置に付ける。
  • この時点ではもう一方のジャンプが残されているので、犬に触れることは減点となるが言葉で褒めることは許される。その後審査員から「元の位置へ」の指示が出されるのでハンドラーは最初の位置まで犬を連れて戻る。犬が2つ目の審査の為に再び脚側の位置に付いたとき、審査員は2つ目のジャンプの「犬をやって」の指示を与える前に「用意はいいですか」と問う。その後もう一方のジャンプも同じ手順で行われる。
  • どのジャンプから先に行うかは審査員の自由裁董だが、どちらのジャンプも完全に審査しなければならないし審査員は犬がリングのもう一方の端へ行き犬が座って待機するまではジャンプを指定してはならない。ジャンプ台の高さはC.D.X.の時と同様で、測定する為の設定は同じである。犬は両方のジャンプ台に触れることなくきれいにジャンプすることが要求されている。
  •    団体 立って待て
  •      団体 立って待て(3分間以上のフルタイム)
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  •   試験に参加している全部の犬が一緒にこの審査を受ける。もし15頭を超える犬がいる場合は6頭以上、15頭以下のグループに分けて行う。リングに入ったハンドラーと犬は審査員が指定する場所で原則的に審査番号順に整列して犬を脚側の位置に付けて座らせて並び、審査員の指示に従って各ハンドラーは全員が一斉に行動を起こす。
  • 審査員の「犬を立たせて」の指示により全てのハンドラーは声符または視符で犬を立たせる。審査員の「犬から離れて」の指示で「待て」の声符と視符或いはそのいずれかの命令を与えて犬をその場で立ったままで留まらせ、ハンドラーはリングの指定された端まで歩いて行き国れ右をして犬と対面してそのまま待機する。
  • 審査員は前方(後方から犬へ近づかない)より順次犬に近づき、体型審査の要領で各犬を審査する。全部の犬を顆べ終り、ハンドラーが犬の許を離れてから少なくとも3分以上経過してから審査員はハンドラーに「元の位置」と指示をする。[受験頭数が多い場合は必ずしも3分で終らないが審査員が「課目終り」までは審査が続行しているので犬は立ったままの姿勢を保持すること]
  •   各犬はハンドラーが傍を離れてから審査が終るまで最初の指定された位置に立ち留まっていなければならず、シャイでもガサツでもないことを示さなければならない
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  •        UD審査員がハンドラーに与える指示用語一覧
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  • 合固による動作     (視符のみ) 「前進」「停止」「左曲り」「右曲り」「回れ右」「ゆっくり」「普通に」「早く」「立って待て」 「犬から離れて」「伏せ」「座れ」「犬を呼んで」「終り」「課目終り」
     臭覚判別力  「位置について」「品物を選んで」「回れ右」「犬をやって」「受け取って」「終り」「1つ目終り」「2つ目終り」「課目終 り」
      捜 索 持来 「前進」「停止」「左曲り」「右曲り」「落として」「犬をやって」「受け取って」「終り」「課目終り」
     命令による
      ジャンプ
     「犬をやって」「停止」「座れ」(座って待つ)「高跳びまたは幅跳び」「位置について」 「犬を呼んで」「終り」「1つ目終り」「元の位置へ」「課目終り」
    団体立って待て 「犬を立たせて」「犬から離れて」「元の位置へ」「課目終り」
     
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